温泉に昔から行っていて,温泉宿に例えるとweb経営戦略が分かり易いので書いてみることにしました。良かった温泉宿の紹介と記録にもなっています。昔は温泉があれば,どんな場所でもそれなりに繁盛したそうですが,今は一部の温泉宿がたくさん売れ,それ以外は売れなくなっていると見聞します。日本経済新聞出版社の「終わりなき危機」(水野和夫著)によりますと,マクロ経済学を拡大した本なのですが,これから先の経済も海外企業との間のキャシュフローが出なくなったため,上昇は無いことを予言しています。同書では,日本で世界に先行してバブル崩壊が起こった原因として金融貯蓄が多かったことを理由としています。余剰貯蓄が残ったところで次のバブルは考えられませんから,あらゆる企業が対応してシフトしなければならないわけです。客数が少なくなった温泉宿は,たいして変化しない料理やアメニティで1人当たりの単価を上げますが,単価を上げることはリピート率を下げることになるので,結局収入を下げます。が,なぜかどの宿もこれをやってます。では,安くすれば良いかと,巨大化して倒産しそうな温泉ホテルを買い取ってそのまま始めた安ホテルチェーンがありますが,眺めやサービスや騒音や料理といった環境は悪く,家にいた方が良いのでニ度と行く気になれません。経営の難しくなっている所もあるそうです。ではどういう温泉宿がつい行ってしまうのだろうかと考えてみるに,
@ 関東地方が泉質に恵まれているので,首都部に近く(=webでは検索の1ぺージ目表示),山や川や海の眺め(=デザイン)が良く静かで値段も適度。
A 遠いけど他には無い特徴(=アプリ)がある。
B 遠いけど,宣伝が上手(=マーケティングによる検索の上位表示やFacebook活用)で,値段も適度で,山や川や海の眺め(=デザイン)が良く静かでサービス(=コンテンツ)も良かった。
こんなふうに分類できるのではないでしょうか。@やAのような宿は存在数自体が少ないので,Bのような宿が現実には多いです。@ABのような宿でも,ロケーション(=IT)や発想(=着眼点)やデザイナーズ(=デザイナーズ)で稼働率に大差が出ます…(*)。このブログではあらゆるタイプの宿を含みますが,(*)のタイプの宿が面白いです。
このブログは私の仕事と切り離れていませんが,宿とは一切関係がありません。行ってよかった温泉宿だけを紹介しています。写真は宣伝力の1つだと考えられますので,写真を交えて紹介していくことにします。※放射能濃度の高い地域に存在する,あるいはその領域を通行して行く宿は山海館を除いて紹介していません。